日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 ハミルトン(Gavin Hamilton)はみるとんGavin Hamilton(1723―1798) スコットランドの画家、考古学者。グラスゴー大学で学んだのちローマに赴き、生涯をほとんど同地で過ごした。メングスやウィンケルマンらとともにローマの新古典主義サークルの主導的メンバーであり、1760年代に、古代彫刻やプサンから影響を受けて制作したホメロス主題の歴史画は、その後の国際的な新古典主義様式の展開に大きな影響を及ぼした。考古学者としてローマ近郊のいくつかの発掘に参加したが、イギリス本国ではむしろ古代彫刻のディーラーとして知られた。[谷田博行][参照項目] | 古典主義 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例