ハナヒリノキ(嚔の木)(読み)ハナヒリノキ(英語表記)Leucothoe grayana

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハナヒリノキ(嚔の木)」の意味・わかりやすい解説

ハナヒリノキ(嚔の木)
ハナヒリノキ
Leucothoe grayana

ツツジ科の落葉低木で,北海道本州の中部地方以北の山地に自生する。茎はよく分枝し,高さ 1m前後となる。葉は互生し,倒卵形で長さ2~8cmで質は厚い。夏に,枝の先に包葉のある総状花序をつけ,短い柄のある花を多数開く。花冠は壺状で浅く5裂し,淡緑色で下向きに咲く。葉をもんで鼻に入れると,くしゃみが出るのでこの名がつけられた。有毒である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android