日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 ハッセ(Helmut Hasse)はっせHelmut Hasse(1898―1979) ドイツの数学者。カッセルの生まれ。ハレ大学、ゲッティンゲン大学、ベルリン大学などの教授を経て、1950年ハンブルク大学教授。代数学の研究で知られ、ネーターを中心とするドイツの学派で活躍し、とりわけ19世紀末以来、デーデキントやヒルベルトらによって創始された代数学の公理化の方向を、強力に推進した。類体論の整理や代数関数論、整数論の分野での業績が著しい。[藤村 淳][参照項目] | 整数論 | 代数関数論 | ネーター | 類体論 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例