百科事典マイペディア 「ハス」の意味・わかりやすい解説 ハス コイ科の魚。全長20〜30cm。雄は一般に雌よりも大きく,しりびれが著しく伸長。形はオイカワに似るが,上下の顎がへの字形に曲がっているのが特徴。琵琶湖・淀川水系,福井県三方湖とそれに注ぐ河川に分布。近年他の河川で見られるものは,移植によるものが多い。大阪では本種をケタバス,オイカワをハスと呼ぶ。塩焼,刺身などにする。旬(しゅん)は初夏。絶滅危惧II類(環境省第4次レッドリスト)。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハス」の意味・わかりやすい解説 ハスHas オスマン帝国における軍事封土のうち,最大級のものをいう。法律上は年収 10万アクチェ以上の「封土」をさす。ただし,ハスの財源は必ずしも土地に限らず,都市の関税,商品税,市場税なども含まれた。ハスはスルタン自身をはじめ,オスマン王家の人々,高級官僚,ベイレル・ベイ,サンジャク・ベイなどに割当てられていた。 ハスOpsariichthys uncirostris uncirostris コイ目コイ科の淡水魚。全長 20~30cm。体はやや細長く,側扁している。口裂はへの字形で,近縁種と区別される。口は大きく,口ひげをもたない。体色は背方が淡青黒色,腹方は白色。琵琶湖およびその流出河川である淀川と,福井県三方湖にのみ分布するが,近年各地に移殖されている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報