ハサン・アルバンナー（読み）ハサンアルバンナー

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ハサン・アルバンナー

ムスリム同胞団の創設者，初代の指導者。ナイル・デルタ農村の出身。学校教師となり，1928年赴任先のイスマーイーリーヤで，秘密結社として同胞団を創設。大衆による宗教・社会運動の潮流をつくりだした。同胞団の成長に脅威を感じた秘密警察によって暗殺された。

出典　株式会社平凡社

山川 世界史小辞典 改訂新版

ハサン・アルバンナー
Ḥasan al-Bannā

1906～49

ムスリム同胞団の創設者，初代団長。1924年のカリフ制廃止やエジプトにおける世俗化の進展に強い危機感を抱き，28年イスマーイーリーヤでムスリム同胞団を創設。生涯学校教師を続けながら，これを巨大な大衆運動へと育て上げた。

出典　山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」