日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 ハウスマン(Manfred Hausmann)はうすまんManfred Hausmann(1898―1986) ドイツの小説家、劇作家、エッセイスト。カッセル生まれ。第一次世界大戦に従軍し負傷して帰還。牧歌小説『ランピオーン』で文名をあげるが、1938年神学者カール・バルトと出会い生涯プロテスタントの転機を迎え、宗教的作風に変わる。5歳の子を主人公とする物語『マルティーン』(1949)は第二次世界大戦後の読書界に迎えられ、『ボルプスベーデの牧人劇』(1946)はドイツの数百の教会で祝祭劇として上演されている。ほかに詩集『互いに』(1946)。[小塩 節] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例