精選版 日本国語大辞典 「ハイポ」の意味・読み・例文・類語
ハイポ
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【Ⅰ】チオ硫酸ナトリウム五水和物Na2S2O3・5H2Oの俗称([別用語参照]チオ硫酸ナトリウム).ハロゲン化銀を溶解する性質があり,写真の定着主剤として広く用いられる.無色の結晶.発見時にhyposulphiteと誤ってよばれたことからこの俗称を生じて現在も使われている.【Ⅱ】hypoは酸化数がより低いことを示す次亜の意味を持つ接頭語.たとえば,亜硝酸(nitrous acid)に対して次亜硝酸(hyponitrous acid)のように用いられる.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
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…化学式Na2S2O3。市販品Na2S2O3・5H2Oは俗に誤って次亜硫酸ソーダsodium hyposulfite,略してハイポhypoと呼ばれているが,これは形式上の1水和物Na2S2O3・H2Oを次亜硫酸水素ナトリウム(正しくはスルホキシル酸水素ナトリウム)NaHSO2とみなした誤解に由来する名称で,亜二チオン酸ナトリウムNa2S2O4(いわゆる次亜硫酸ナトリウム)と混同されやすく,正しい名称ではない。
[性質]
5水和物は無色単斜晶系柱状晶。…
※「ハイポ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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