ハイボリューム・エアサンプラー(英語表記)high-volume air sampler

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ハイボリューム・エアサンプラー
high-volume air sampler

大気中の粉塵煤塵試料採取方法の一つで,ガラス繊維ろ紙をもつフィルタと吸引ポンプ,流量計などから構成される。吸引速度1~2 m3/min で,24時間連続して 2000~3000m3と大量に空気を吸引し,試料をガラス繊維のフィルタに捕集する。そして大気中の粉塵などの濃度が測定され,試料を化学分析して成分が判定される。構造や取扱いが簡単なので浮遊粉塵の標準的な測定器とされている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android