ノーム(英語表記)Nome

翻訳|Nome

デジタル大辞泉 「ノーム」の意味・読み・例文・類語

ノーム(Nome)

米国アラスカ州西部、スワード半島南部の都市。20世紀初頭のゴールドラッシュ時にはアラスカ最大の人口を擁した。アンカレジをスタート地点とする世界最長の犬ぞりレース、アイディタロッドのゴール地点。

ノーム(gnome)

ヨーロッパ伝承に登場する小人老人の姿をしており、大地を守る精霊とされる。

ノーム(norm)

標準基準規範模範

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「ノーム」の意味・わかりやすい解説

ノーム
Nome

アメリカ合衆国アラスカ州西部の都市。人口2301(1980)。シューアド半島南岸部に位置し,ベーリング海に臨む。1898年アンビル・クリークでの金の発見にともないアンビル・シティとして創建され,ゴールドラッシュ時(1899-1903)の中心地として,一時は人口2万以上を擁した。金鉱は1962年に閉山し,今日では漁業エスキモー民芸品,毛皮観光業などが経済中心をなす。合衆国空軍のノーム基地がある。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ノーム」の意味・わかりやすい解説

ノーム
Nome

アメリカ合衆国,アラスカ州の小都市。フェアバンクスの西約 850kmにあり,ベーリング海峡に突き出たスワード半島の南側に位置する。 1898年に金鉱が発見され,ゴールド・ラッシュでにぎわった。 1900年代にはほとんど無人の地から人口2万の町になったが,03年には早くも激減し,20年までに 852名に減少。現在は,交通の要地で,観光,毛皮取引などが行われている。人口 3500 (1990) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ノーム」の意味・わかりやすい解説

ノーム
のーむ
Nome

アメリカ合衆国、アラスカ州西部、スアード半島南部の都市。人口3505(2000)。1896年の金鉱の発見により町がつくられた。1899~1903年のアラスカ・ゴールド・ラッシュ時にはその中心地として栄え、一時は人口も2万を数えたが、現在は観光、漁業、皮革獣の狩猟が経済の中心となっている。エスキモーのつくる工芸品が有名。合衆国のノーム空軍基地がある。

[作野和世]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「ノーム」の意味・わかりやすい解説

ノーム

米国,アラスカ州,シューアード半島南岸の港町。1898年金鉱が発見され,それ以降ゴールドラッシュに見舞われ,一時は人口2万人となったが現在は衰微し,気象観測・軍事基地。港は5〜11月使用可能。住民はエスキモーが多い。9492人(2010)。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android