ノーム チョムスキー(英語表記)Noam Chomsky

現代外国人名録2016 「ノーム チョムスキー」の解説

ノーム チョムスキー
Noam Chomsky

職業・肩書
言語学者,思想家 マサチューセッツ工科大学特別名誉教授

国籍
米国

生年月日
1928年12月7日

出生地
ペンシルベニア州フィラデルフィア近郊

本名
Chomsky,Avram Noam

学歴
ペンシルベニア大学卒,ハーバード大学

学位
言語学博士(ペンシルベニア大学)

受賞
ジョージ・オーウェル賞〔1987年〕,京都賞〔1988年〕,ベンジャミン・フランクリン賞〔1999年〕,タゴール百年記念賞〔2000年〕

経歴
ユダヤ系。1955〜58年マサチューセッツ工科大学現代語・言語学助教授、’58〜61年准教授、’61年から言語・心理学部教授。のち名誉教授。“変形生成文法の理論”を’50年代後半に発表し、言語学に革命的大転回をもたらした。その影響力は、哲学・心理学・コンピューター科学などへと広範囲に及び、“現代言語学の父”とも称されている。主な著書に「文法の構造」(’57年)、「言語理論の現在の問題点」(’64年)、「文法理論の諸相」(’65年)、「言語と精神」(’68年)、「生成音韻論概説」(共著,’68年)、「統率・束縛理論」(’81年)、「ミニマリスト・プログラム」(’95年)など。行動的な政治活動家としても知られ、ベトナム戦争以来、一貫してアメリカの犯罪的な軍事活動を批判してきた。それらの著書に「アメリカ権力と新官僚」「人権とアメリカ外交政策」「9・11―アメリカに報復する資格はない!」などがある。2002年チョムスキー主人公にした記録映画「チョムスキー 9.11」がジョン・ユンカーマン監督によって製作された。2007年チョムスキーのメディアに関する発言講演インタビューなどの映像記録をまとめたドキュメンタリー映画「チョムスキーとメディア」(1992年に完成)が日本で初公開される。1988年11月京都賞の授賞式に出席のため来日。2014年3月来日し、上智大学で講演会が開催された。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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