ノボチェルカスク(英語表記)Novocherkassk

デジタル大辞泉 「ノボチェルカスク」の意味・読み・例文・類語

ノボチェルカスク(Novocherkassk/Новочеркасск)

ロシア連邦南西部、ロストフ州工業都市ドン川と支流アクサイ川の合流点に位置する。19世紀初頭、ドンコサック根拠地として建設ナポレオン戦争戦勝を記念した凱旋門がいせんもん、20世紀初頭建造のボズネセンスキー聖堂、コサック博物館などがある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ノボチェルカスク」の意味・わかりやすい解説

ノボチェルカスク
Novocherkassk

ロシア南西部,ロストフ州の都市。州都ロストフナドヌー北東約 35km,ドン川支流アクサイ川とトゥズロフ川の合流点にある。 16世紀に起源をもつ町で,初めドン川に面していたが,たび重なる水害のため 1805年現在地に移るとともに,ドン・コサックのボイスコ (軍管区) 中心地となった。現在は機械 (電気機関車工作機械採油・鉱山設備) ,化学 (合繊,プラスチック) ,食品 (製粉油脂) などの工業が発達する工業都市で,工科大学,土地改良大学,ドン・コサック歴史博物館がある。ロストフナドヌーと鉄道,ハイウェーで連絡。人口 16万9039(2010)。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ノボチェルカスク」の意味・わかりやすい解説

ノボチェルカスク
のぼちぇるかすく
Новочеркасск/Novocherkassk

ロシア連邦南西部、ロストフ州の都市。人口18万6500(1999)。州都ロストフ・ナ・ドヌーの北東約40キロメートル、ドン川支流アクサイ川に面し、流域低地の中心地。電気機関車、工作機械、石油工業プラントなどの工場がある。工業大学や各種研究機関、ドン・コサック歴史博物館がある。1805年ドン・コサック軍団の軍管区中心地として開かれた比較的新しい都市。

渡辺一夫

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