旺文社世界史事典 三訂版 「ネ=ウィン」の解説
ネ=ウィン
Ne Win
ビルマ連邦社会主義共和国(現ミャンマー連邦)の大統領(在任1974〜81)
日本の陸軍士官学校出身。1944年から抗日運動に参加。1962年3月クーデタを起こし,ウ=ヌー首相らを逮捕して全権を掌握,社会主義国家の建設を標榜 (ひようぼう) して経済機構の国有化を断行した。1974年3月人民議会で革命評議会を解散し,民政に移管,同時に国家評議会議長に選ばれ,自動的に大統領に就任した。孤立的中立政策をとったが,経済不振が表面化し,1981年,民衆・学生の反体制運動の高まりの中で辞任したが,88年軍部クーデタが発生するまで実権を握った。
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