ヌサガタケイソウ(幣形ケイ藻)(読み)ヌサガタケイソウ(英語表記)Tabellaria

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ヌサガタケイソウ(幣形ケイ藻)
ヌサガタケイソウ
Tabellaria

ケイ藻類羽状ケイ藻類ヌサガタケイソウ科。淡水産のプランクトンとして知られている。ときとして汽水中に見出されたこともある。殻面は中央がややふくらんだ形で帯面をみると矩形 (くけい) に近い。それは帯殻と帯殻の間に4個ほどの中間帯ができることによる。殻のひと隅に丸くて粘液を生じる部分があり,これで細胞同士が接着することがある。その場合数個の細胞が交互に並んだ形が御幣 (ごへい) のような形であるところから本種の名がつけられた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android