ヌサイリー派(読み)ぬさいりーは

知恵蔵 「ヌサイリー派」の解説

ヌサイリー派

アラウィー派」のページをご覧ください。

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改訂新版 世界大百科事典 「ヌサイリー派」の意味・わかりやすい解説

ヌサイリー派 (ヌサイリーは)

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のヌサイリー派の言及

【アラウィー派】より

…シーア派の一分派。ヌサイリーNuṣayrī派とも呼ばれる。現在シリア,トルコ南東部および一部レバノンに居住するが,そのうち多数はラタキア背後の山地に集中し,シリア人口の1割強を占める。教義は特定サークルの秘伝とされ,また女性は魂をもたぬ存在とみられた。教義上イスマーイール派の影響が顕著だが,シリアの土着的宗教伝統のうえにキリスト教とイスラムを折衷したものともみられる。人類史の七循環期においてそれぞれ奥義を体現するサーミト(沈黙者)をナーティク(語る者,預言者)より上位に置き,その結果,第4代カリフ,アリーを神格化し,またアリー,ムハンマド,教友のペルシア人サルマーンの3人――頭文字をとってアイン(‘),ミーム(m),シーン(s)――の組合せ(月,太陽,天空に比せられる)を重視する。…

【シーア派】より

イスマーイール派は〈生きイマーム〉信仰が強く,イマームに服従する。イマームを神格化する派は極端派(グラートGhulāt)と呼ばれ,カルマト派,ヌサイリー派(アラウィー派)がある。これに対し十二イマーム派は穏健な立場をとり,フサインの子孫にイマームをたどり,隠れイマームのガイバの期間は,その意志は宗教法学者ムジュタヒドによって解釈され,また政治的にもムジュタヒドによる指導が行われるべきだという立場をとる。…

※「ヌサイリー派」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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