ニーラゴンゴ山(読み)ニーラゴンゴサン

デジタル大辞泉 「ニーラゴンゴ山」の意味・読み・例文・類語

ニーラゴンゴ‐さん【ニーラゴンゴ山】

Mount Nyiragongoコンゴ民主共和国東部にある活火山キブ湖の北約20キロメートルに位置する。標高3469メートル。成層火山側火山が多く、たびたび大規模な噴火を起こしている。マウンテンゴリラの生息地として知られるビルンガ国立公園内にあり、ニアムラギラ山とともにビルンガ火山群に属する。ニイラゴンゴ山。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「ニーラゴンゴ山」の意味・わかりやすい解説

ニーラゴンゴ[山]
Mount Nyiragongo

アフリカ中部,コンゴ民主共和国(旧,ザイール)東境部にある活火山。標高3470m。アフリカ大地溝帯底部に並ぶエドワード湖とキブ湖の間にあるビルンガ山地Virunga Mountainsに含まれ,山地の最高峰カリシンビ山(4507m)の西に接する。頂部のカルデラと,激しい活動をつづける火口内の半円形溶岩湖で知られる。北には同じく活火山のニアムラギラ山(3056m)が対峙しており,山群一帯は火山研究の好適地となっている。マウンテンゴリラでも名高いビルンガ国立公園に含まれ,登山基地は北側のルチュルと南側のゴマである。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android