ニュープリマス(英語表記)New Plymouth

デジタル大辞泉 「ニュープリマス」の意味・読み・例文・類語

ニュー‐プリマス(New Plymouth)

ニュージーランド北島西部の都市タスマン海に面し、港をもつ。周辺では酪農が盛ん。南方同島第2の高峰エグモント山がある。1860年代、マオリヨーロッパ人の間で土地領有をめぐるマオリ戦争激戦地となった。

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改訂新版 世界大百科事典 「ニュープリマス」の意味・わかりやすい解説

ニュープリマス
New Plymouth

ニュージーランド北島の西岸の都市。人口4万9281(2006)。同国の代表的な酪農地帯であるタラナキ地方の中心都市で,農産加工業が発達し,港から酪製品を輸出する。エグモント山に近く,観光基地になっている。近くのカプニおよびマウイ天然ガスを採掘しており,火力発電所がある。1841年開基。マオリ族とのタラナキ戦争(マオリ戦争)を経て,80年代から酪農により発展。1949年市制。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ニュープリマス」の意味・わかりやすい解説

ニュープリマス
New Plymouth

ニュージーランド,ノース島西岸,タラナキ地方の港湾都市タラナキ平野第1の都市。気候は温暖湿潤で年較差は少い。 1841年ニュージーランド会社の援助のもとにニュープリマス会社によって建設された。周辺のタラナキ平野はニュージーランド最大の酪農地域で,酪製品が輸出される。南方約 30kmのエグモント山 (2517m) を中心にしたエグモント国立公園を控えた観光拠点。 1969年以来,沖合いで天然ガスが開発 (マウイガス田) されており,火力発電などに利用されるほか,オークランドへパイプラインで送られている。人口6万 8900 (1990推計) 。

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