ニューブリテン[島](読み)ニューブリテン

百科事典マイペディア 「ニューブリテン[島]」の意味・わかりやすい解説

ニューブリテン[島]【ニューブリテン】

ビズマーク諸島の最大の島。ニューギニア島の東にある。住民はメラネシア人。主都は北東端のラバウル。島は三日月形で,数個の活火山をもち,ファーザー山(2300m)が最高。パプア・ニューギニアに属する。主要産物にコプラココアなどがある。3万7800km2。40万5000人(2000)。

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世界大百科事典 第2版 「ニューブリテン[島]」の意味・わかりやすい解説

ニューブリテン[島]【New Britain Island】

南西太平洋,パプア・ニューギニア領の島。ニューギニア島の東方に浮かぶビズマーク諸島中最大の島。三日月形をしており,長さ約600km,最大幅約80km,面積約3万7700km2。人口31万(1990)。険しい山々が連なり,多くの火山がある。気候は熱帯性で雨も多い。1700年にW.ダンピアにより西欧に紹介され,ドイツ保護領を経て第1次大戦後オーストラリアの委任統治領となった。第2次大戦中は一時日本軍に占領され,日本軍とアメリカ・オーストラリア連合軍との戦場となった。

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