ニューハンプシャー[州](読み)ニューハンプシャー

百科事典マイペディア の解説

ニューハンプシャー[州]【ニューハンプシャー】

米国北東部の州。略称NH。北部ホワイト山地をはじめ全体に氷食を受けた山地が多く,平地は乏しい。丘陵部には無数の氷河湖分布。大都市に近く酪農,野菜・果樹栽培などが農産主体をなす。豊富な水力が工業の基礎をなし,繊維,皮革(靴),精密機械などの工業が盛ん。1623年に英国人が入植。独立13州の一つで,1788年に連邦加入。現在では大統領選挙予備選挙が最初に行われる州として知られる。州都コンコード。最大都市マンチェスター。2万3187km2。132万6813人(2014)。

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世界大百科事典 第2版 の解説

ニューハンプシャー[州]【New Hampshire】

アメリカ合衆国北東部,ニューイングランドの州。略称N.H.。独立13州の一つで,連邦加入1788年,9番目。面積2万4097km2,人口116万(1996)。州都コンコード,最大都市マンチェスター。州名はイギリス南部の地名ハンプシャーに由来。アパラチア山脈の一部であるホワイト山地およびその周辺の丘陵が州の大半を占める。最高峰は蒸気機関車によるアプト式登山鉄道で知られるワシントン山(1917m),州南部にはモナドノック(残丘)の名称のもととなったモナドノック山(965m)がある。

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