ニューエイジ(読み)にゅーえいじ

知恵蔵 「ニューエイジ」の解説

ニューエイジ

宇宙生命という大きな存在と自己とのつながりや、人間のもつ無限の潜在能力を強調し、個人の霊性・精神性を向上させることを目指す思想実践で、一種サブカルチャーとして広く社会に存在する。米国ではニューエイジ、日本では精神世界と呼ばれることが多い。ニューエイジや精神世界の具体的なかたちは一様ではなく、瞑想チャネリング占星術、気功、自然食、セラピーなど様々な形態をとる。またその活動は、本・雑誌、インターネット、イベント、ワークショップなどによる、緩やかなネットワークによって支えられていることが多い。島薗進(東京大学教授)は、ニューエイジや精神世界の動向をグローバルな視点から新霊性運動と呼んでいる。

(岩井洋 関西国際大学教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android