ニコルソン(Jack Nicholson)(読み)にこるそん(英語表記)Jack Nicholson

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

ニコルソン(Jack Nicholson)
にこるそん
Jack Nicholson
(1937― )

映画俳優。ニュー・ジャージー州生まれ。17歳のときカリフォルニアに移る。映画会社MGMで雑務従事、俳優ジェフ・コーリーのもとで演技を勉強する。1968年に映画初出演。その後、ロジャー・コーマン監督のもとで約10年間、B級映画の俳優としてだけでなく、製作や脚本の仕事にも携わる。1969年『イージー・ライダー』の酔いどれ弁護士役でアカデミー助演男優賞の候補にあげられ、一躍注目を浴びる。以後、『ファイブ・イージー・ピーセス』(1970)、『愛の狩人』(1971)、『チャイナタウン』(1974)、『シャイニング』(1980)などで反体制的な役柄を演じ、『カッコーの巣の上で』(1976)でアカデミー主演男優賞を受賞した。1983年『愛と追憶の日々』でアカデミー助演男優賞受賞、さらに1997年の『恋愛小説家』で二度目のアカデミー主演男優賞を受賞、カリスマ性の強い個性と演技に円熟味が加わってきた。

[品田雄吉]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android