ニコライ[2世](読み)ニコライ

百科事典マイペディア 「ニコライ[2世]」の意味・わかりやすい解説

ニコライ[2世]【ニコライ】

帝政ロシア最後の皇帝(在位1894年―1917年)。アレクサンドル3世の子。1891年皇太子時代に来日して大津事件に遭遇した。治世当初から社会情勢は不穏だったが専制政治強行皇后ラスプーチンの影響が強かった。極東進出を強行したが日露戦争に敗れ,ロシア革命(第1次),血の日曜日事件を招いた。第1次大戦末期ロシア革命(第2次)のため1917年退位,エカチェリンブルグ幽囚中に家族とともに処刑
→関連項目十月詔書ハーグ平和会議

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android