ニコライ(Friedrich Nicolai)(読み)にこらい(英語表記)Friedrich Nicolai

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

ニコライ(Friedrich Nicolai)
にこらい
Friedrich Nicolai
(1733―1811)

ベルリンの出版業者、著述家レッシング、モーゼス・メンデルスゾーンらの執筆協力者を得て発刊した『最新文学に関する書簡』(1759~1765)および『ドイツ百科叢書(そうしょ)』(1765~1805)は、文学、思想界における啓蒙(けいもう)主義牙城(がじょう)となる。また小説『学士ゼバルドゥス・ノートアンカー氏の生活と意見』(1773~1776)でルター正統派の偽善やピエティスムスの感傷癖を風刺した。

小泉 進]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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