ニコライ バビロフ(英語表記)Nikolai Ivanovich Vavilov

20世紀西洋人名事典 「ニコライ バビロフ」の解説

ニコライ バビロフ
Nikolai Ivanovich Vavilov


1887.11.25 - 1943.1.26
ソ連遺伝・育種学者,農学者,植物学者。
元・サラトフ大学教授,元・国立実験農業研究所所長,農業科学レーニンアカデミー初代会長。
モスクワ生まれ。
別名Nikolay Ivanovich Vavilov。
西欧、ソ連で20世紀を代表する遺伝学者の一人。1917年サラトフ大教授、’23年国立実験農業研究所所長、’29年農業科学レーニンアカデミー初代会長を歴任。初期は植物の免疫性、耐病性、耐病性品種の育成の研究にあたった。後、180以上の探検隊を組織し、世界各地の野生および栽培植物の収集、研究を行い、遺伝的変異の相同系列の法則、栽培系列の法則をうちだした。’35年T.D.ルイセンコとの間に、遺伝、育種学をめぐって悲劇的論争事件が起き、’40年逮捕され、’43年獄死。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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