ニゲミズチンアナゴ(読み)にげみずちんあなご

知恵蔵mini 「ニゲミズチンアナゴ」の解説

ニゲミズチンアナゴ

チンアナゴ一種体長約70センチメートルで、薄茶色水玉模様と、えらぶたの上にある大きな半円状の斑紋が特徴。2016年1月に鹿児島県の奄美大島加計呂麻島を隔てる大島海峡で発見され、同年11月に1個体が採取された。和名は、遠くからは蜃気楼の一種である「逃げ水」のように見えることと、警戒心が強く、近づくと姿を消すことに由来する。体長は他のチンアナゴの二倍近くあり、模様ひれ骨格形態も異なることから18年5月に新種と判明した。

(2018-5-17)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android