ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ナーシク寺」の意味・わかりやすい解説 ナーシク寺ナーシクじNāsik Temple 西部インド,マハーラーシュトラ州ナーシクにある仏教の石窟寺院。前1世紀から2世紀に造営された 24の石窟から成り,一部は6世紀頃まで増改築がなされた。第 18窟は初期仏教のチャイティヤ窟の代表例。第3窟は2世紀造営のビハーラ窟で,広間後壁中央には,浮彫を施したストゥーパがあるが,これは僧院の仏殿化への萌芽とみられる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報