ナレンドラ・モディ(読み)なれんどら・もでぃ(英語表記)Narendra Modi

知恵蔵mini 「ナレンドラ・モディ」の解説

ナレンドラ・モディ

インドの政治家。1950年9月17日、インド・グジャラート州生まれ。インドのカースト制で中流下位の雑貨店に育ち、幼少期は駅でチャイ(紅茶)を売って家計を支えた。8歳の時にヒンズー至上主義を掲げる「民族義勇団(RSS)」のメンバーとなる。87年、RSSが支持するインド人民党(BJP)に入党。2001年、グジャラート州首相に就任し、外国企業の誘致などを行い、国内平均を上回る経済成長を成し遂げた。これらの実績により、官僚主義の改革者としてのイメージを確立、インド産業界からの支持を集めた。14年5月、BJPの選挙運動委員会会長に任命され、同年5月16日に開票が行われたインド下院の総選挙でBJPが勝利。同党の首相候補となっていたナレンドラ・モディは、同年5月26日、第18代首相に就任した。

(2014-5-28)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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