ナルコビエ(鳴子稗)(読み)ナルコビエ(英語表記)Eriochloa villosa

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ナルコビエ(鳴子稗)」の意味・わかりやすい解説

ナルコビエ(鳴子稗)
ナルコビエ
Eriochloa villosa

イネ科一年草。別名スズメノアワ (雀の粟) 。日当りのよい原野や河原などに生え,多数叢生して大きな株となる。茎は細長く高さ 50cm内外。葉は線形で長さ 10~30cm,質は薄く柔らかい毛がある。8~10月頃,茎の上部一方にかたよった数個の枝穂を総状につける。枝穂の軸上の一側に小穂が密に2列につく。小穂は卵形扁平,短い柄があり,長さ 3mm前後。熟すると落ちやすくなる。名前は枝穂の上に並んだ小穂の形による。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android