ナタール(ブラジル)(読み)なたーる(英語表記)Natal

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ナタール(ブラジル)」の意味・わかりやすい解説

ナタール(ブラジル)
なたーる
Natal

ブラジル北東部、リオ・グランデ・ド・ノルテ州の州都。人口71万2317(2000)。大西洋に注ぐポテンジ川河口から約3キロメートル上流に位置する。活発な港湾都市で、綿花、砂糖、皮革類の集散が多く、綿紡や塩の精製工場もある。郊外大西洋横断の最短コースである国際空港が所在し、プロペラ機時代には大いににぎわった。また第二次世界大戦中には連合国の中南大西洋哨戒(しょうかい)のもっとも重要な基地であった。近郊に日系人の集団移住地があり、野菜、果物を産する。

[山本正三]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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