ナイアガラフォールズ(英語表記)Niagara Falls

翻訳|Niagara Falls

デジタル大辞泉 「ナイアガラフォールズ」の意味・読み・例文・類語

ナイアガラ‐フォールズ(Niagara Falls)

米国ニューヨーク州西部の都市ナイアガラ川を挟み、カナダオンタリオ州の同名都市と隣接する。ナイアガラの滝がある。
カナダ、オンタリオ州南東端の都市。ナイアガラ川を挟み、米国ニューヨーク州の同名都市と隣接する。世界三大瀑布ばくふ一つ、ナイアガラの滝がある。

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改訂新版 世界大百科事典 「ナイアガラフォールズ」の意味・わかりやすい解説

ナイアガラ・フォールズ
Niagara Falls

アメリカ合衆国,ニューヨーク州西部の工業都市。人口5万5593(2000)。ナイアガラ滝があり,その観光地として知られる。インディアン集落であったが,1680年代にフランス領,1759年にイギリス領,1805年に合衆国領となる。19世紀の終りに滝の水力を利用する発電所が建設されてから電気冶金,電気化学化学薬品,機械工業が立地した。1892年にナイアガラ・フォールズとサスペンション・ブリッジの二つの村が合併してナイアガラ・フォールズ市となった。ナイアガラ川を挟んで対岸にはカナダの同名の都市(人口8万2184,2006)があり,水力電気を利用した化学,肥料工業が発達している。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ナイアガラフォールズ」の意味・わかりやすい解説

ナイアガラフォールズ
Niagara Falls

アメリカ合衆国,ニューヨーク州西部にある都市。バッファロー北方約 30km,ナイアガラ瀑布のかかるナイアガラ川の東岸にあり,対岸のカナダの同名の都市とともにナイアガラ瀑布の観光基地。 18世紀の中頃から,英仏両国間で争奪の目標となった。 1825年エリー運河の開通後,バッファローに繁栄を奪われた。その水力を利用して 81年に最初の発電機が設置され,86年には,ナイアガラフォールズ電力会社が創立された。電力を利用した化学工業,金属精錬業が発達し,シリコンカセイソーダなども製造される。人口6万 1840 (1990) 。

ナイアガラフォールズ
Niagara Falls

カナダ,オンタリオ州南端の都市。ナイアガラ瀑布に面し,ナイアガラ川の左岸の台地上にある。1月の平均気温-4℃で,カナダとしては気候温和。 1853年エルジン,56年にはクリフトンと呼ばれたが,81年現在名に改称。対岸のアメリカ合衆国にも同名の都市があり,鉄道橋やレインボー橋で結ばれ,ともにナイアガラ瀑布への観光客でにぎわう。エリー湖とナイアガラ川の落差を利用した水力発電はオンタリオ州の産業にとって重要。製紙,化学工業のほか,銀器,機械,運動具などの製造が行われる。ナイアガラ瀑布の上・下部にクイーンビクトリア公園がある。人口7万 5399 (1991) 。

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