ドウロ[川](読み)ドウロ

百科事典マイペディア 「ドウロ[川]」の意味・わかりやすい解説

ドウロ[川]【ドウロ】

北部スペイン中央の山地に発し,イベリア半島北部を西流,スペイン・ポルトガルの国境を流れて,オポルト付近で大西洋に注ぐ川。中流の一部のみ航行可能。スペインではドゥエロDuero川と呼ぶ。イベリア半島最大の流域面積,全長895km
→関連項目スペインポルトガル

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版 「ドウロ[川]」の意味・わかりやすい解説

ドウロ[川]【Rio Douro】

イベリア半島で最大の流域面積(9万8000km2)を有する全長925kmの川。スペインではドゥエロDuero川とよばれる。スペイン北部のウルビオン山(2080m)にを発し,上流部では古生層の山地を深く刻みながら南東流しているが,ヌマンシア付近から流路を南に,さらにアルマサン付近で西に変え,サモラまで600km,0.8m/kmの傾斜メセタ北部を緩流する。この間の河岸段丘上は,灌漑地として利用されている。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

今日のキーワード

特別抗告

(1) 民事訴訟法上,通常の不服申立が認められていない決定,または命令に対して直接最高裁判所に提起する抗告。この制度は,最高裁判所の違憲審査権を保障しようとするものであるため,原裁判に憲法解釈上の誤り...

特別抗告の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android