…有能なカリスマ的な指導者が不在となった場合に,複数のサブリーダーが組織の集団指導を継承するような例は,宗教や思想運動上みられるが,この指導原理は共産党による支配体制,とくにソ連の歴史過程で確立された。レーニン死後のスターリン,ジノビエフ,カーメネフらによるトロイカ体制もその一例であるが,とくにスターリンの個人崇拝を経験したのち,個人による恣意的支配を防止し,統治の制度的安定をはかる目的で集団指導を強調した。マレンコフ,フルシチョフらによる集団指導体制や,フルシチョフ失脚後行われたブレジネフ,コスイギンらによる党と政府の分掌はその例である。…
※「トロイカ体制」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...
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