トリウムエマネーション(読み)とりうむえまねーしょん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トリウムエマネーション」の意味・わかりやすい解説

トリウムエマネーション

トロン」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内のトリウムエマネーションの言及

【エマネーション】より

…キュリー夫妻は放射能の研究中,ラジウム化合物の周囲の空気が放射性を示すことに気づいたが,E.ラザフォードはこれが希ガス元素に属する放射性気体によるものであることを確かめ,これをラジウムエマネーションとよんだ(のちに,ラジウムから変脱生成するものだということでラドンの名称が与えられた)。さらに同じようにしてトリウムからトリウムエマネーション(トロン),アクチニウムからアクチニウムエマネーション(アクチノン)も見いだされ,一般にエマネーション(emanateは放射するという意)と総称され,記号もEmとされたが,これらはすべてラドンに統一された。【中原 勝儼】。…

【トロン】より

…トリウム系列に属する気体放射性核種で,ラドンRnの同位体の一つである220Rnを,かつてこのように呼んだ(記号Tn)。トリウムエマネーションthorium emanationともいう。【中原 勝儼】。…

※「トリウムエマネーション」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」