トラセア・パエツス(英語表記)Thrasea Paetus, Publius Clodius

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トラセア・パエツス」の意味・わかりやすい解説

トラセア・パエツス
Thrasea Paetus, Publius Clodius

[生]?
[没]66
古代ローマの元老院議員。 56年執政官 (コンスル ) 。終始ネロ帝を批判し,ネロの母アグリッピナ (小)の死を元老院がいたんだときには席を立ったといわれる。ネロの不徳行為を嫌い 63年には引退したが,讒言 (ざんげん) により自殺を命じられ,魂の不死について語りながら死んだとされる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android