トニュクク(暾欲谷)(読み)トニュクク(英語表記)Tonyuquq

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トニュクク(暾欲谷)」の意味・わかりやすい解説

トニュクク(暾欲谷)
トニュクク
Tonyuquq

突厥重臣。7世紀後半から8世紀初め頃活躍。イルテリシュ・カガン (骨咄禄可汗) の挙兵征討に対して功をあげ,ボイラ・バガ・タルカンの号を得た。以後黙啜可汗 (もくてつかがん) ,ビルゲ・カガン (毗伽可汗)両カガンに仕えて重用された。その紀功碑がトラ川上流に建てられている。イルテリシュ・カガンの重臣である阿史徳元珍と同一人物ともいわれる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android