トゥルカナ湖国立公園群(読み)トゥルカナココクリツコウエングン

デジタル大辞泉 「トゥルカナ湖国立公園群」の意味・読み・例文・類語

トゥルカナこ‐こくりつこうえんぐん〔‐コクリツコウヱングン〕【トゥルカナ湖国立公園群】

Lake Turkana National Parks》ケニア北部のトゥルカナ湖にある三つの国立公園総称。1997年、東岸のシビロイ国立公園と、中央付近の火山島のセントラルアイランド国立公園が世界遺産自然遺産)に登録。2001年には南端の火山島のサウスアイランド国立公園が登録範囲に加わった。2018年、エチオピアのダム建設による環境破壊懸念から危機遺産に登録。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界遺産詳解 「トゥルカナ湖国立公園群」の解説

トゥルカナここくりつこうえんぐん【トゥルカナ湖国立公園群】

1997年に登録、2001年に登録内容が変更された世界遺産(自然遺産)で、ケニア北部トゥルカナ湖(ルドルフ湖)周辺にある、湖東岸のシビロイ国立公園、湖中に浮かぶセントラル・アイランド国立公園、サウス・アイランド国立公園の3つの国立公園からなる。トゥルカナ湖は南北250km、東西は最大で32kmの細長い湖で、北端国境を越えてエチオピア側に入り込んでいる。湖水はソーダ分を含み、植物プランクトンにより深い緑色をしており、「翡翠(ひすい)の海(Jade Sea)」ともいわれ、ナイルスズキや多くの鳥類ナイルワニカバの生息地になっている。1997年、「シビロイ/セントラル・アイランド国立公園」として世界遺産に登録されたが、2001年に、隣接するサウス・アイランド国立公園を含めた領域に拡張された。◇英名はLake Turkana National Parks

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

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