トゥストラ・グティエレス(読み)とぅすとらぐてぃえれす(英語表記)Tuxtla Gutiérrez

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

トゥストラ・グティエレス
とぅすとらぐてぃえれす
Tuxtla Gutiérrez

メキシコ南東部、チアパス州州都。人口42万4579(2000)。メスカラパ川の左岸、標高530メートルの地にあり、高温多湿である。周辺の農業地帯に産するトウモロコシワタ、コーヒー、タバコサトウキビなど熱帯作物集散・加工地。メキシコ市南東1085キロメートル(道路距離)、グアテマラ市に達するパン・アメリカン・ハイウェーの沿線にあり、飛行場もある。1892年、標高2090メートルのサン・クリストバル・デ・ラス・カサスにかわって州都となった。民芸研究所、州立考古学博物館などがある。

[高木秀樹]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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