日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 デリンジャー(Henry Deringer)でりんじゃーHenry Deringer(1786―1868) アメリカの武器製造業者。19世紀初頭にフィラデルフィアで小火器の製造に携わり、「デリンジャー」の名で知られる小型銃を考案した。これは口径0.84~1.3センチメートル、銃身2.14~10.16センチメートル、銃口から弾薬を装填(そうてん)するもので、1850年代に一般兵器として用いられ、アメリカ大統領リンカーン暗殺にも使われた。今日デリンジャー銃といえば、口径が太く、銃身の短い二連の小型銃をさす。[高橋智子] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例