デボン(読み)でぼん(英語表記)Devon

翻訳|Devon

日本大百科全書(ニッポニカ)「デボン」の解説

デボン
でぼん
Devon

イギリス、イングランド南西部のカウンティ(県)。デボンシャーDevonshireともいう。面積6562平方キロメートル、人口70万4499(2001)。県都エクセター。1998年プリマス、トーベイの2地区がユニタリー・オーソリティー(一層制地方自治体)として分離した。コーンウォール半島の中央部を占め、主として古生代の石炭およびデボン紀の地質と花崗(かこう)岩からなる高原地形が発達する。地質時代区分の「デボン紀」は当地の地質にちなむ。北東部県境には標高約500メートルのイクスムア、南西部に標高約600メートルのダートムアの2丘陵が卓越し、ともに国立公園となっている。複雑な海岸線と温暖な気候に恵まれ、南のイギリス海峡側にはトーベイ、プリマスなどの海浜保養地が発展した。なお東デボン海岸は隣県のドーセットとともに、2001年、世界遺産の自然遺産として登録されている(世界自然遺産)。野菜、果物、花卉(かき)などの園芸農業や酪農が発達し、ロンドンやミッドランド方面に出荷される。織物・製紙・陶器工業もある。

[久保田武]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典「デボン」の解説

デボン

(Devon)
[1] イギリス、イングランド西南部、コーンワル半島にある州。州都エクスター。旧称、デボンシャー。
[2] 〘名〙 ウシの一品種。(一)の原産毛色は赤褐色。肉量を増加するための肥育性に富み肉質もよい。肉用・乳用・役用にする。日本には明治時代から輸入され、和牛の改良に用いられた。

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