デボンポート(英語表記)Devonport

デジタル大辞泉 「デボンポート」の意味・読み・例文・類語

デボンポート(Devonport)

オーストラリア、タスマニア州北部の都市マージー川の河口近くに位置し、港をもつ。バス海峡を挟んで本土メルボルン航路で結ばれる。周辺には肥沃な農業地帯が広がり、農産物木材乳製品などの積出港になっている。
ニュージーランド北島の都市オークランド北郊の一地区。中心街からワイテマタ湾を挟んで対岸に位置し、フェリーで結ばれる。古い入植地の一つであり、ビクトリア朝様式の建物が多く残っている。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「デボンポート」の意味・わかりやすい解説

デボンポート
でぼんぽーと
Devonport

オーストラリア、タスマニア島北岸にある同島第三の都市。人口2万3030(2001)。バス海峡に面した港湾都市で、メルボルンに航空路および連絡船カーフェリー)が通じ、セメント野菜果実、紙製品、木材、乳製品などをメルボルンなどに移出する。野菜・果実の缶詰工場や合成繊維工場などがある。周辺は1829年入植の園芸農業地帯。デボンポートは1893年に開かれ、1908年町制施行。

[谷内 達]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「デボンポート」の意味・わかりやすい解説

デボンポート
Devonport

オーストラリア,タスマニア州北部にある都市。ローンセストン北西約 80km,バス海峡にのぞみ,マージー川河口に位置する。付近は農業地域で,食品加工,乳製品製造,織物製紙などが行われる。セメントをはじめ軽工業品,農産物,製材がおもな輸出品。一帯は海水浴場レクリエーション,休息地としても知られる。連絡船でメルボルンと結ばれている。人口2万 4622 (1991推計) 。

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世界大百科事典(旧版)内のデボンポートの言及

【プリマス】より

…食品,造船,衣料の各工業もみられ,また海岸保養地としても知られる。現在の町は,古くからの港町であるプリマスを核に,17世紀末からの海軍基地であるデボンポートDevonport,その間の商港であるストーンハウスStonehouseの3都市が1914年に合併して成立した。1577年にはF.ドレークが世界一周へ出航,1588年にはスペインの無敵艦隊(アルマダ)を撃つべくイギリス艦隊が集結するなど,しばしば歴史の舞台となった。…

※「デボンポート」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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