デビス・カップ(読み)デビスカップ

百科事典マイペディア 「デビス・カップ」の意味・わかりやすい解説

デビス・カップ

1900年に米国のテニス選手D.F.デービスが,米英間のテニス試合のために寄贈した純銀製の優勝杯。この杯を争う国単位の男子国際テニス試合がデビス・カップ戦で,正式には国際ローンテニス選手権,通称デ杯戦。1971年まではヨーロッパゾーンA,B,アメリカゾーン,東洋ゾーンの各勝者が勝抜き戦を行い,最終勝者が前年のデ杯保持者と対戦した。1981年からは上位16ヵ国がカップを争うスーパー・トーナメント,その他の国による予選ゾーン・トーナメント(4ヵ国が上部昇格方式に変更。試合はシングルス4試合,ダブルス1試合の計5試合を行い,3勝したほうを勝ちとする。女子選手のための同様の国別対抗戦にフェド・カップFed Cup(旧称フェデレーション・カップ)がある。
→関連項目伊達公子ティルデンテニス

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android