デッサウ(ドイツ)
でっさう
Dessau
ドイツ中東部、ザクセン・アンハルト州の工業都市。1949~90年は旧東ドイツに属した。ムルデ川がエルベ川に合流する地点の左岸にあり、人口8万3200(2000)。機械、車両、暖房器具、食品などの製造業と化学工業が盛んである。1603~1918年にはアンハルト・デッサウ公爵の宮廷都市、45年まではアンハルト州の州都であった。市の北部および東部は公園となっており、湿地林が保存されている。哲学者モゼス・メンデルスゾーン誕生の町。1925~32年にはバウハウス(建築・図形大学)が置かれていた。
[佐々木博]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例