精選版 日本国語大辞典 「デウスエクスマキナ」の意味・読み・例文・類語
デウス‐エクス‐マキナ
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
ギリシア語のtheos apo mēchanēsのラテン語訳で,〈機械仕掛けの神〉〈機械仕掛けで現れる神〉の意。転じて難局打開のための安易な解決策を指す。古代ギリシア演劇においては,劇中の葛藤が高じて解決不可能の局面を迎えると,しばしば突如として神が現れ,人間の眼に映っていなかった真実を解示して難関突破の糸口を与え,芝居が終わる。このような場面に神を登場させるために一種のクレーンのごとき仕掛けが考案され,これが〈機械仕掛け〉と呼ばれた。神の直接介入による話の決着は,すでに初期叙事詩人の常套手段となっており,劇作家たちはこれを視覚的表現手段にゆだねたのである。現存するソフォクレスの《フィロクテテス》や,エウリピデスのほとんどすべての劇作は,〈機械仕掛け〉に依存しているが,アリストテレスは《詩学》において,一編の劇作の結末は筋の段どりそのものの中から必然性ないしは蓋然性に基づいて導き出されるべきものとして,その利用については批判的見解を記している。
執筆者:久保 正彰
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...
4/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 デジタル大辞泉を更新
4/12 デジタル大辞泉プラスを更新
3/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
2/13 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新