ディープインパクト(読み)でぃーぷいんぱくと

デジタル大辞泉 「ディープインパクト」の意味・読み・例文・類語

ディープ‐インパクト(Deep Impact)

米国彗星探査機。2005年1月に打ち上げられ、同年7月にテンペル第1彗星に重さ約370キログラムの衝突体を撃ち込んだ。その際、探査機に搭載した各種カメラのほかハッブル宇宙望遠鏡スピッツァー宇宙望遠鏡地上望遠鏡により衝突の様子観測された。計画当初の役割を終え、2007年にエポキシ改称。引き続き系外惑星と彗星の観測を行う。

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知恵蔵mini 「ディープインパクト」の解説

ディープインパクト

牡の競走馬種牡馬。2002年3月25日、北海道安平町の生産牧場、ノーザンファームで生まれ、競走馬市場で実業家の金子真人に7000万円で落札される。04年に栗東トレーニングセンターの池江泰郎厩舎に入厩。同年12月、阪神競馬の新馬戦で武豊騎乗にてデビューを果たし、2着の馬に4馬身の差をつけて圧勝した。05年には皐月賞、東京優駿(日本ダービー)、菊花賞を制し、史上2頭目となる無敗のクラシック三冠を達成した。06年には阪神大賞典、天皇賞・春、宝塚記念ジャパンカップ有馬記念で優勝を果たし、G1歴代最多タイの7勝をあげた。4歳で競走馬を引退し、種牡馬転身。12年より7年連続で、産駒の獲得賞金の合計が年間最多となるリーディングサイアーに輝いた。19年7月30日、頸椎骨折のため17歳で安楽死処置となった。

(2019-7-31)

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デジタル大辞泉プラス 「ディープインパクト」の解説

ディープインパクト〔競走馬〕

2002年生まれの日本の競走馬。牡馬(ぼば)。史上6頭目のクラシック三冠馬。ほか天皇賞(春)、宝塚記念、ジャパンカップ、有馬記念で優勝し、2005年・2006年の年度代表馬となる。2006年にはフランスのG1競走、凱旋門賞に出走するも失格。優秀な競走成績や最後方から他馬を抜き去るレーススタイルから人気を博した。2008年、顕彰馬に選出。種牡馬として2012年度代表馬ジェンティルドンナなど活躍馬を輩出。2019年7月没。重賞、弥生賞ディープインパクト記念に名前を残す。

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