世界大百科事典 第2版 「ディジタル」の意味・わかりやすい解説 ディジタル【digital】 デジタルと表記することも多い。たとえば人の数や金の額のように,ある最小単位があって,その整数倍のとびとびの(離散的)値しかとらない量をディジタル量という。これに対して,物の長さや重さのように無限に細かい任意の値をとりうる量,したがって最小単位が考えられず連続的な値をとりうる量をアナログanalog量という。ディジタル量は数字や符号で表すことができる。ディジタル量を扱う計算,記憶・再生,伝送,表示などのシステムは,スイッチのオンとオフ,パルスの有と無,電圧のオンとオフなどの離散的な状態しかとらない要素を組み合わせて作り,論理演算をもとにして情報処理をする。 出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報