世界大百科事典 第2版 の解説
ディオニュシオス・ハリカルナッセウス【Dionysios Halikarnasseus】
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
…共和政ローマの政治家・知識人にとってアテナイ留学は必修課程であり,またロドス島のストア派の大学者パナイティオスやその弟子ポセイドニオスの教えを請うた者たちも数多い。アウグストゥス帝の時代にもギリシアの学者たちは優れた専門家としての好遇を受けるが,中でもハリカルナッソスのディオニュシオス(ディオニュシオス・ハリカルナッセウス)の著述は今日までよく伝存し,その《ローマ史》は貴重な文献資料であり,またそのギリシア文芸や弁論家についての著述や《トゥキュディデス論》は,ローマ時代はもとよりルネサンス以降の近世人のギリシア語・ギリシア文学理解に多大の影響を与えた。またアレクサンドリアでは,ギリシア文学研究の資料散逸を憂えたディデュモスが,数千巻を数える注釈書を草したと伝えられ,今日わずかにパピルス巻本で残っている《デモステネス》注釈は,古代随一の文献学者の該博な知識と旺盛な探究心の一端を鮮やかにとどめている。…
※「ディオニュシオス・ハリカルナッセウス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報
線状に延びる降水帯。積乱雲が次々と発生し、強雨をもたらす。規模は、幅20~50キロメートル、長さ50~300キロメートルに及ぶ。台風に伴って発達した積乱雲が螺旋らせん状に分布する、アウターバンドが線状...