テピック(読み)てぴっく(英語表記)Tepic

デジタル大辞泉 「テピック」の意味・読み・例文・類語

テピック(Tepic)

メキシコ西部、ナヤリット州の都市。同州の州都標高約900メートル、サンガングエイ山の北西麓に位置する。16世紀半ばに建設。20世紀初頭に鉄道が開通し、農産物集散地として発展周辺タバコ生産が盛ん。テピク

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「テピック」の意味・わかりやすい解説

テピック
てぴっく
Tepic

メキシコ西部、ナヤリト州の州都。サンティアゴ川支流テピック川の左岸、標高915メートルに位置する。人口26万5817(2000)。グアダラハラの北西176キロメートルにあり、同市との間に国道15号が通じる。気候温暖で、サトウキビ綿花、タバコなどの農業地帯の中心地をなす。製糖などの食品工業、綿工業がみられる。インディオの町であったが、1524年スペインのコルテス征服、42年現在の都市が建設された。ゴシック様式サンタ・クルス教会がある。町の南東20キロメートルにサンガングイ火山(2353メートル)がそびえる。この火山を起点として東方へ横断火山脈の山々が連なる。

[高木秀樹]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android