ティッシュバイン家(読み)ティッシュバインけ(英語表記)Tischbein

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ティッシュバイン家」の意味・わかりやすい解説

ティッシュバイン家
ティッシュバインけ
Tischbein

ドイツ,ヘッセン画家一族。 18世紀から 19世紀にかけて 20人以上の画家を出した家系で,J.H.W.ティッシュバインのほか,彼のおじカッセル宮廷画家として活動,A.ワトーや F.ブーシェの影響を受け,ロココ様式の肖像画,神話的主題の作品を多数制作したヨハン・ハインリヒ・ティッシュバイン (1722~1789) や,ヨハン・ハインリヒの甥でワルデックライプチヒで活動したロココから古典主義への過渡期の肖像画家のヨハン・アウグスト・フリードリヒ・ティッシュバイン (1750~1812) らを輩出した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android