チン

デジタル大辞泉 「チン」の意味・読み・例文・類語

チン(Zinn)

ツィン

チン(chin)

下あご。あご先。

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精選版 日本国語大辞典 「チン」の意味・読み・例文・類語

チン

〘名〙 (chin) ボクシングで、頤(おとがい)(=下あご)のことをいう。
※鏡子の家(1959)〈三島由紀夫〉一「ボクシングのあらゆる訓練うちで、顎(チン)を強化する方法だけは発明されてゐない」

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日本歴史地名大系 「チン」の解説

チン
ちん

ムカワフト近くのムカワ川支流(チン川)沿いの地名。当地一帯は近代に入り鵡川村に包含された。語義について松浦武四郎は「其名義は往昔此処の惣乙名某なる者、松前え領主の拝謁に行、矮狗ちんを一疋もらひ帰りしが、何とせしや此処に失たりと。実にあまり不思儀に思ひ、処名とせしとかや。また一説には、矮狗の画とも云へり、依て号と」(「戊午日誌」武加和誌)と記す。ただしアイヌ語に由来する地名とする考えもある。

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改訂新版 世界大百科事典 「チン」の意味・わかりやすい解説

チン[州]
Chin

ミャンマーの7州の一つ。同国北西部,北緯20°30′と24°10′,東経92°50′と94°10′の間に位置し,西部でインドバングラデシュ国境を接する。面積3万6000km2,人口48万(2000)。東西の幅が最大140kmしかないのに対し,南北の長さは480kmある。1948年の独立と同時に特別区となり,73年の新憲法によって州に昇格した。州都はミンダ。行政的には9郡に細分される。平均年雨量は,ファラムで1500mm,ミンダで1800mm。州全体が山と峡谷で,平地はほとんどなく,山腹での焼畑移動耕作が主力であるが,最近は段々畑の定着農業に移行しつつある。耕地面積は1000km2。おもな農作物トウモロコシ陸稲,豆類など。住民はチベット・ビルマ語系の言語を話すチン族で,居住地域によってティディム,ライ,ライゾーなど多くの種族に分かれる。
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百科事典マイペディア 「チン」の意味・わかりやすい解説

チン

主としてミャンマー西部チン州やインドのルシャイ丘陵に住む人びと。約100万人。言語はチベット・ビルマ語派に属す。農業に従事し,アワ,米を栽培,豚,ヤギニワトリ等を飼育。山上に杭上(こうじょう)家屋を作り住む。
→関連項目アラカン[山脈]

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デジタル大辞泉プラス 「チン」の解説

チン

タイ科の海水魚、ミナミクロダイの沖縄名。内湾の砂泥底などに生息。食用。

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