チャオパイ(潮白)河(読み)チャオパイが(英語表記)Chaobai he

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チャオパイ(潮白)河」の意味・わかりやすい解説

チャオパイ(潮白)河
チャオパイが
Chaobai he

中国北東部を流れる川。ホーペイ (河北) 省北部のイエンシャン (燕山) 山脈に発するチャオ (潮) 河とパイ (白) 河が,ペキン (北京) 直轄市北東部のミーユン (密雲) 県で合流してチャオパイ河となる。従来はそれから南流してトン (通) 県より下流ペイ (北) 運河と呼ばれ,テンチン (天津) でハイ (海) 河に流入していたが,氾濫の多い川であった。 1958年以後,上流にミーユンダムが建設され,また放水路としてチャオパイ新河が掘られ,シャンホー (香河) 県を経てテンチン市に入り,ペイタン (北塘) でポー (渤) 海に注ぐようになった。灌漑面積も飛躍的に増大し,ダムはペキン市の都市用水源にもなっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android