チェーホフ(年譜)(読み)ちぇーほふねんぷ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「チェーホフ(年譜)」の意味・わかりやすい解説

チェーホフ(年譜)
ちぇーほふねんぷ

1860 1月29日、南ロシアの港町タガンログに雑貨商の三男として生まれる
1876 家が破産
1879 モスクワ大学医学部入学。ユーモア雑誌や新聞に短編、コントを書きまくり一家を養う
1881 戯曲プラトーノフ
1883 『小役人の死』
1884カメレオン』。モスクワ大学卒業
1885 『牡蠣』『悲しみ』
1886 『ワーニカ』。長老作家グリゴロービチから才能をたいせつにするよう忠告され、本格的な文学を志す
1887 戯曲『イワーノフ』、短編小説集『たそがれに』
1888 『ねむい』『曠野』『ともしび』『熊』。『たそがれに』でプーシキン賞受賞
1889 『侘しい話』。兄ニコライ、結核で死亡
1890 単身シベリアを横断してサハリン島に旅行。同島に3か月余滞在して流刑囚の悲惨な実情を調査
1892 『六号室』
1894 『三年』
1895中二階のある家』、サハリン紀行『サハリン島』、戯曲『かもめ
1896 『わが人生』
1897 『百姓たち』、戯曲『ワーニャ伯父さん
1898 『すぐり』『イオーヌイチ』『箱にはいった男』。肺結核が進行しヤルタに転地
1899谷間』『可愛い女』『犬を連れた奥さん
1900 戯曲『三人姉妹』
1901 モスクワ芸術座女優オリガ・クニッペルと結婚
1902タバコの害について』『いいなずけ』。ゴーリキーが学士院名誉会員に当選したにもかかわらず官憲圧迫により当選が取り消されたのに抗議し、コロレンコとともに名誉会員を辞退。このころから病気が決定的に悪化
1903 戯曲『桜の園』
1904 7月15日、療養先の南ドイツの温泉地バーデンワイラーで永眠

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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